松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

海外メジャーVで周囲ガラリ…渋野日向子を悩ます取材狂騒


 前週の全英女子オープンで、日本人では42年ぶりにメジャーを制した渋野日向子(20)。その直後の大会だけに、大勢の報道陣が渋野の一挙手一投足を追いかけ、テレビカメラも「主役」に密着した。
 初日は4バーディー、2ボギーの70。通算2アンダーは首位と3打差の11位タイとまずまずのプレー。ホールアウトした渋野は、子供たちに笑顔でサインしてアテストエリアに向かったが、報道陣はサインをもらった子供にも“取材”する過熱ぶりだった。
 あるツアー関係者が言う。
「カメラの数、渋野個人に対する警備態勢は、石川遼が2007年に高校1年でプロツアーに優勝した直後の異常な状況に似ています。あの時は女性誌の記者まで取材にやって来て、マネジメント会社の関係者も石川にゾロゾロついて名刺を渡していた。試合後の会見では、ゴルフとは関係ない質問が繰り返されたものです。その後の石川は休日もマスコミに追いかけられ、いろいろと探られていた。それでも困った様子もなく成長した。でも渋野はどうですかね。両親の教えで他人への気遣いもできるし、しっかりしているが、まだ20歳です。自分の気持ちをコントロールできなくなることもある。常に笑顔を見せているのはイライラや怒りを抑えるためともいわれていますから」
別の関係者もこう言う。
「彼女のいいところは、オンとオフの切り替えが早いこと。オフにしっかり休んで、リラックスすることで、ゴルフに集中できていること。それが全英女子オープン優勝で周囲の環境がガラリと変わった。無名時代ならまだしも、これだけ有名人になって、全国どこへ行っても朝から晩まで注目され、プライベートにまでマスコミの目がついて回れば、気分転換はできないし、ストレスもたまる。小泉進次郎と滝川クリステルの寿報道が出て『そっちに(注目が)行ってくれって感じです』と言ったのは本音ですよ。これからはいつも『スマイルシンデレラ』を演じなければならず、それも大変です」
 渋野はこの日、「体の状態は最悪の中でもしっかりプレーできた。予選を通って、いい成績が残せるように頑張ります」と言った。マスコミの怖さを知るのは時間の問題か。
(日刊ゲンダイ)
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