松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

国会改革案を連日発表 小泉進次郎氏に安倍官邸ピリピリ

 


 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が28日、国会改革を目的とした超党派の議員会合の設立総会を開き、官邸をやきもきさせている。
 進次郎氏らが設立したのは、「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」。呼びかけ人には、立憲民主党の荒井聰両院議員総会長や、国民民主党の古川元久幹事長、無所属で“5000万円疑惑”の細野豪志衆院議員らも名を連ねている。会長には自民党の浜田靖一元防衛相が就任し、進次郎氏は事務局長に就く。
 総会の案内には、「日本の内外の急速な変化に機動的・戦略的に対応していくためには、国会改革を合意だけで終わらせず、与野党の垣根を越えて、ともに実現していくことが国会議員が国民に対して果たすべき責任である」「平成のうちに、どんな小さなことでも、一つでもいいから、衆議院改革を実現する」などと書かれている。
「保守を自任する国民民主党の議員は、この会議を足がかりにして、安倍首相と距離を置く進次郎氏ら自民党の反主流派と組み、連立政権を樹立することを視野に入れている。野党分断を警戒する立憲民主党の執行部は、手塚仁雄氏ら国対・議運関係者に参加しないようクギを刺していましたが、“見張り役”として荒井氏を呼びかけ人に送り込んだ。維新はほぼ全員が参加する予定で、公明党も数人が参加する見通しです」(立憲民主党関係者)


■連日の会見に官邸ピリピリ
 進次郎氏は27日も記者会見を開き、「2020年以降の経済社会構想会議」が取りまとめた国会改革案を発表。森友・加計問題を踏まえ、「特別調査会を設置して国政調査権を発動することを認めるべきだ」と指摘した。
 また、党首討論を増やす代わりに、首相や閣僚の国会出席を減らすことなどを提案。これらの改革案は、自民党内の若手議員らによる勉強会で議論してきたものだ。この勉強会は進次郎氏の盟友である橘慶一郎元復興副大臣が会長で、進次郎氏は会長代行、福田達夫防衛政務官が幹事長を務める。党内では、勉強会が将来的には“進次郎派”に発展するとみられている。
 自民党若手と超党派、2つの国会改革案を主導する進次郎氏に官邸が神経をとがらせているのは、9月の総裁選で進次郎一派が“反安倍”に回ることを警戒しているからだ。
「今回の国会改革案が、すぐさま政局に結びつくわけではないでしょう。進次郎議員は2020年の東京五輪後を見据えて動いている。その時に党内で一大勢力を築いて『進次郎自民』になっているのか、気脈を通じた野党議員と手を組んで『新党・進次郎』ができるのか分かりませんが、いずれ総理になるための布石とみる向きは少なくありません。与野党再編まで行くかは分かりませんが、『自民党をぶっ壊す』と言ってつくり変えた人の息子ですから、今の安倍1強に不満を抱いている議員が進次郎議員に期待していることは確かです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
 大風呂敷を広げておいて、口先だけで終わるのか。進次郎氏のお手並み拝見といったところだ。
(日刊ゲンダイ)
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