松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

「格下力士もやり返せ」 白鵬“無品格”相撲に専門家がゲキ


 黙ってやられるくらいならば、土俵に上がる資格はない。
 横綱とは到底呼べない相撲を繰り返している白鵬(31)。近年は立ち合いの張り手でひるませ、右のヒジを見舞うというコンビネーションを得意としている。中継を解説していた北の富士(元横綱)も、「(かち上げの)右が本命だね」と思わず漏らすなど、もはや何の競技か分からないありさまである。
 それでもルール上は問題はない。横綱が張り手をしてはいけないという決まりはないし、かち上げも同様。あくまで「横綱の常識」としての話なのだから、品格皆無の白鵬にとっては批判も馬の耳に念仏だ。
 むしろ、白鵬に無為無策の日本人力士たちこそだらしがない。今場所9日目にヒジ打ちを食らってKOされた勢のように、バカ正直に正面からぶつかっては撃破されている。ルール上問題がないのならば、逆に白鵬の横っ面を張ってやればいい。八角理事長(元横綱北勝海)も日刊ゲンダイ本紙のインタビューで、「かち上げをされたら、逆にやり返せばいいと思う。私だったら、それくらいの気持ちは持つ」と話していた。
 もちろん、白鵬相手に付け焼き刃の張り手、かち上げが通用するかという問題はあるだろう。しかし、それくらいの気概を持たずに、どうして横綱を倒せようか。


■無策はファンへの裏切り
 相撲評論家の中澤潔氏は「今の日本人力士は闘争心がない」と、こう続ける。
「確かに最近の白鵬の相撲は醜い。しかし、それに負ける力士は、もっと情けない。昔の力士は『どうすれば横綱を倒せるか』と常に考えていましたよ。今は横綱に負けるために出てくるようなものです。一発かまして、お客さんを喜ばせてやろうという肝っ玉がない。どうも近年は横綱の顔を張るのは失礼という意見もあるそうですが、とんでもない。そもそも、横綱自身が勝つために手段を選んでいないのだから、格下力士は何を遠慮することがあるのか。不可能を可能にする手を仕掛けないのでは、番狂わせを期待するお客さんへの裏切りですよ」
 すっかり開き直っている白鵬に“お嬢さま相撲”で勝てるわけがない。日本人力士は張られたら張り返すくらいの根性を見せてみろ。
(日刊ゲンダイ)
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