松尾篤興のブログ「閑話放題」

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あおり運転男ようやく顔写真公開 なぜ指名手配は難航した

       


 茨城県警は16日、高速道路上で20代男性に暴行を加えた傷害容疑で住所、職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)の逮捕状を取り、顔写真を公開して全国に指名手配した。
 茨城県守谷市の常磐自動車道で10日午前6時30分ごろ、20代男性が運転する車が後方から来たBMWのSUVにあおられ、高速道路上で無理やり停車させられた上、暴行された事件。車から降りてきた宮崎容疑者が運転席に詰め寄り、被害男性のスマートフォンを奪おうとしてもみ合いになった際、男性がブレーキから足を離したため、停車中のBMWの後部に衝突し、それをきっかけに宮崎容疑者が激高。男性の顔面にパンチを5発浴びせ、その模様を一緒にいた女性が携帯電話で撮影していた。
 宮崎容疑者は静岡県在住で先月21日、神奈川県内の販売代理店を訪れ、所有するBMWの修理を依頼。3日間の約束で試乗車のSUVを代車として借りたものの、2回にわたって返却日を引き延ばし、結局、返却期限から20日が経った事件翌日、代理人を名乗る人物が後部部分がへこんだ状態の車を返却していた。県警は15日、SUVを押収し、車に残された指紋を採取するなどして、宮崎容疑者の特定を進めていた。
「宮崎容疑者は車を借りた2日後、静岡県と愛知県で同じようにあおり運転を起こし、通報されています。22日間で走った距離は約2000キロに及び、各地で危険運転を繰り返していたとみられている」(捜査事情通)


■国家公安委員長もカンカン
 宮崎容疑者本人のものとみられるSNSなどによると、高校は作家の開高健が卒業した大阪屈指の進学校で、関西の有名私立大を卒業後、国内最高水準の給与で有名なメーカーに勤務するもののすぐに退職。その後は塾で英語の講師をしていたという。
 被害男性は11日に県警に被害届を提出。13日に男性の車に搭載されていたドライブレコーダーの映像がテレビで放送されると、世間の注目が集まり、15日には山本国家公安委員長まで「あらゆる刑事罰を駆使した厳正な取り締まりなどを行い、その抑止に努めてまいりたい」とコメントするなど、異例の事態となった。県警は男がディーラーで提示した免許証などから個人情報を調べ、自宅を訪れたが、宮崎容疑者本人は不在だった。
「まずヤサをあたるのは当然の捜査です。都市圏の警察と比べて捜査員の数が少ないことと、愛知、静岡両県警と連絡を取り合って関連性を調べ、関係者に聞き取りを行った。さらに新幹線などで移動していたとしたら帰省客に紛れこんでいる可能性もあった。内容にもよるが、遠くに逃げていたとしたら、防犯カメラの映像をたどる『リレー方式』で割り出すにも他の県警の協力が必要になり、時間がかかる。盆休みや台風の影響もあり、万全の状態とはいえなかった。事案が事案だけに慎重に捜査を進めている」(前出の捜査事情通)
 大阪府警が6月、捜査段階ながら交番襲撃犯とみられる不審な人物の画像を公開し、早期解決につながったように、さっさと宮崎容疑者と一緒にいた女性の顔を世間にさらすべきだった。
(日刊ゲンダイ)
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