松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

やっぱり? 安倍地元高級旅館の新年会中止に“第2の桜”疑惑

  


 やはり疑惑の構図が同じだから中止したのではないのか――。
「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、通常国会で野党議員から連日、厳しい追及を受けた安倍首相。事務所が前夜祭の参加者を募集しながら、「幅広く募っただけ」などと呆れた答弁を繰り返し、しまいにはホテルと契約を結んだのは個々の参加者だから収支報告書の記載義務はないという「安倍方式」なる脱法行為を首相自らが正当化していたが、どうやら安倍事務所ではこの脱法行為が“常態化”していた疑いが強まった。
 安倍首相の地元、山口県内の市民団体から「桜疑惑第2弾」などと指摘する声が上がったのが1月下旬。批判の矛先は、安倍後援会が2月8、9日に長門市の老舗旅館・大谷山荘などで開く予定だった800人規模の新年会。ロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談の場にも使用された高級旅館を使用するにもかかわらず、日帰り入浴料金(大人1人2000円)並みの1人3000円という割安会費が問題視されたのだ。
 桜疑惑のホテルニューオータニと同じ構図で、会費と実費の差額を一体、誰が補填しているのかと話題となったのだが、後援会は突然、新年会の中止を決定。中国新聞の記事などによると、<新型コロナウイルスの感染拡大への対応で首相が帰郷できなくなったため>というのが理由らしいが、8日の首相動静を確認すると、安倍首相は午前中を自宅で過ごし、午後はいったん官邸に向かったものの1時間足らずで帰宅。翌9日午前も自宅で過ごし、午後には官邸に足を運ぶものの、簡単な説明を受けてハイ、さよならだ。同日夕方は渋谷の美容室で散髪のおまけ付き。とてもじゃないが、安倍後援会が説明している通り、「新型肺炎の対応」で新年会を中止したとは思えない。
 さらにいうと、新型肺炎の状況は日々、刻々と変化しているのだ。新年会を中止して対応に当たるのであれば、公邸に詰めるのが当然ではないか。なぜ、わざわざ自宅と官邸を行ったり来たりしているのか。それこそ時間のムダというものだろう。危機管理能力に乏しいこの男に感染拡大は止められない。
(日刊ゲンダイ)
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