松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

Facebookブログタイトル変更について


今までのFacebookタイトル「Mazzuola Editore」(松尾出版)からSuper Vecchioへブログタイトルを変更しました。
変更の理由の一つに、出版に対する世の中の変化があります。昔、文字を綴る事は情報を伝える為の重要な手段とされてきました。江戸時代、世界のトップクラスだった日本の識字率は、歴史がこれらを証明しています。
江戸時代から400年経った令和の現在、文字による情報伝達の手段はスマートフォンやパーソナルコンピュータなど通信器具の発達により、文字から映像、動画など、より具体的で分かり易いものに取って代わりつつあると言っても過言ではありません。
難しい事を分かりやすく伝えるには、この様な百聞一見にしかず、と言ったダイレクトな手段の方が直接的で正確な方法と言えます。
私は今迄に数冊の本を出版してきました。40年間日本のオペラ界の舞台に立たせて頂いた経験をもとに、歌唱法や発声法について皆さんのお役に立てる様なことがあればと思い、自分で出版社まで立ち上げ、これらのノウハウを伝えようと考えたのですが、声と言うものは、音声は聞こえても姿形が目に映るものではありません。大まかなガイドラインは示せても、肝心のディテールの部分を文字で表すことは至難の業だと言う事が分かってきました。至極当然の事ながら、従来歌唱法や発声法について執筆下さった方々の限界とも言えるターニングポイントではないでしょうか。
既に予測できた事とは言え、ならば歌唱法や発声法についての情報提供手段として映像、つまり動画による情報発信を考える、と言ってもまさかTV局を作ったり、映画会社を立ち上げたりするわけにも行きますまい。考え倦んだ結果辿り着いたのがYouTubeによる情報の提供でした。
YouTubeの動画やCGなどを組み合わせれば、姿形が目に映るものではない声の話も少しは科学的且つ合理的に説明できるのではないか、更に世の中に存在する分かりにくい事を明白にするコツはどこにあるのか。例えば料理にしろ、ちょっとしたコツでプロの料理人が作ったような美味い料理になる事すらあり得るのです。
世の中では違った悪い意味で「うまい話には裏がある」と申しますが、美味い、上手い、旨い、話の裏にはコツがあるからこそ全てはうまく運ぶのでありましょう。現在85歳を目前にした私に出来る事と言えばこれらのデスクワークならばなんとか熟せるのではないかと考え、残りの人生をYouTubeによる情報の発信にかけてみたいと思います。
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