松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

山本太郎「政権を仕留める」選挙後初の街道演説に聴衆殺到


「選挙が終わってからの街頭演説で、こんなに人が集まるのは見たことない」――。70代男性はそう言った。
 参院選で当選したれいわ新選組の木村英子、舩後靖彦両議員が初登院した1日の夜、山本太郎代表が東京・新宿駅西口で「街頭記者会見」を開いた。開始1時間以上前から舞台の前に人が集まり、始まるころにはギッシリの状態。駅前の歩道からあふれた人たちが、舞台の後ろのバスターミナル側の歩道や、ペデストリアンデッキの上で演説を聞いた。老若男女入り乱れ、1000人近い大盛況だった。
 山本氏は冒頭、「山本太郎までは大丈夫だろうと思っていたが、自分は落ちた。でも、ネットと草の根の力で2人当選し、政党要件も獲得できた」と感謝を述べた。選挙中“れいわ旋風”をほとんど報じなかったテレビが、選挙が終わると手のひらを返したようにワイドショーなどで連日取り上げている。50代の女性は「ワイドショーに出ている山本さんの話を聞いて、実際に見たくなった。これのために、新宿までわざわざ出てきましたよ」と語った。
 聴衆の質問に答える形式で、テーマは消費税、格差、日韓外交、辺野古基地建設、タトゥー、精神障害、生活保護、吉本興業問題など多岐にわたった。ぎゅうぎゅう詰めの満員電車のような中、汗だくになりながらも一度足を止めた聴衆は帰らない。
「お金のあるところから取るというが、企業がタックスヘイブンに逃げないか」と男性に問われると、山本氏はモニターで経産省のデータを示し、「企業が海外に行くのは、その国に需要があるからなんです。『税金が安い』という理由は下位。出典を示すと説得力があるでしょ」と言うと笑い声が広がった。


■ヤジにも落ち着いた対応
 若い女性が「韓国死ね!」とヤジを浴びせながら通り過ぎて行った。山本氏は、俳優時代の韓国での仕事などに触れた上で、「さっきのヤジの方も、ここ1カ月で焼き肉やキムチを食べてるかもしれません。冷静になりましょう」と落ち着いた対応だった。
「2014年から山本さんはこの形式で街頭に立っています。今回の選挙をきっかけに、こんなに人が集まるようになって感無量です。山本さんはノリだけでなく、政策の中身もしっかりしていることを分かってほしい」(長年、山本氏支持の40代女性)
 山本氏は次の衆院選で本気で政権を取る覚悟を示した。
「私たちだけの力でひっくり返すのは難しい。野党で横に手をつないで、(政権)を仕留めにいきましょう」
 山本氏は今後、全国を回る予定だ。政権交代は見えてくるのか。
(日刊ゲンダイ)
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