松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

政治の使命に反する安倍政権 我々は明らかに貧しくなった

 政治の使命は主権者国民大衆を幸福にすることである。その幸福の条件は「自由」と「豊かさ」と「平和」である。
 安倍政権に懐柔されたメディアと忖度官僚のせいで、私たちは、主権者として当然な情報も与えられず、知る権利が著しく害されている。また、選挙演説にヤジを飛ばすと私服警官に排除される、表現の自由のない後進国のようになってしまった。
 アベノミクスは失敗に終わり、労働法制の改悪と増税と医療と年金・福祉の切り下げで、私たちは明らかに貧しくなった。
 憲法9条2項が「軍隊」と「交戦権」を禁じているために、政府見解でも海外に戦争に行けない国だとされていたのに、安倍政権下で、「平和安全法制」という人を食ったような名称の法律で海外派兵が許される(?)ことになったという。戦争の危険である。
 揚げ句の果てが、国費でお友達をたくさん接待する「桜を見る会」や、側近議員と親しい業者に大学の統一入試を丸投げする。まさに国家の私物化「安倍王朝」状態である。
 これは、一度政権交代を行えば、官僚機能が復活し、政権の悪事の証拠が役所から公開されて犯罪にけじめをつけることができる。
 今の選挙制度の下で自・公が一体化している以上、野党も各区で一本化しない限り、そもそも勝ちようがない。安倍政権の傍若無人に呆れ果てた国民が、この期に及んで譲り合えない旧民主党の「商売野党」ぶりに愛想を尽かし政治から離れ、結果として自公政権を延命してしまったことに気付かないほどに旧民主党は愚かである。彼らは、あの希望の党騒動の時に、政策を度外視して右往左往して、「議席=報酬」が第一関心事であることを国民に見抜かれてしまった。
 しかし、そんな彼らでも、政権交代を果たすためには「安倍チルドレン」でないだけましなことは自明である。だから、今さら「政策が一致しなければ……」「共産党だけは……」などと言わずに、「政権交代による人心一新」を合言葉に野党は協力して有権者の希望を回復させて総選挙で勝利すべきである。その上で、政策は、自公のように論点ごとに協議を重ねて決めていけばいいのである。
(日刊ゲンダイ・小林節)
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