松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

築地“言い訳”動画は中身スカスカ…オンライン選挙完全不発

 


 都知事選で「街宣しない」と断言した小池都知事は連日、動画投稿に大忙しだ。ところが、ユーチューブ動画の再生回数は、数百から数千回と低調のまま。そればかりか、批判まで殺到している。小池知事「オンライン選挙」は失敗に陥りつつある。
 小池知事が22日に投稿した動画のテーマは、揺れに揺れた東京・旧築地市場の移転問題。これまでユーチューブの公式チャンネルにアップしてきた10本の動画の再生時間は、おおむね2~6分だったが、この回は10分超。長々と話したのは、やはり後ろめたいことがあるからに違いないが、肝心の動画の中身はスカスカなのだ。
 小池知事は、コロナの影響で「市場は厳しい状況だった」と話しつつ、現在は「市場の皆さんの責任とやる気で活気を取り戻した」と豪語。2016年の前回知事選直後に移転を延期したことで、「安心安全な(市場)移転、そして現在の賑わいを確保できた」とも誇ってみせたが、いくら何でも実情とかけ離れている。東京中央市場労組の中澤誠執行委員長はこう言う。
「コロナの影響で都内の飲食店の閉店が続いていたわけですから、仲卸の売り上げもまだまだ厳しい状況です。お客さんも見るからに減りました。『活気が戻った』『賑わいを確保できた』とはとても思えませんね。知事は、自分の力で市場移転問題を解決できたと言いたいのでしょうが、現場のことを何も分かっていない。皆、怒りを募らせていますよ」
 さすがにSNSにも〈うそばっかり〉〈4年間何してたんですか〉と批判が続出している。
 こんな批判を直接浴びたくないからこそ、小池知事は「オンライン選挙」に徹しているのだろう。しかし、ここへきて小池周辺は焦りを募らせているという。このまま「オンライン選挙」を続けていたら“目標ライン”を突破できそうにないのだという。
「前回知事選(投票率59%)で、小池氏は291万票獲得し、得票率は約45%でした。今回、『4年間の成果を評価いただいた』と表明するには、前回を超えないといけない。小池陣営は“目標ライン”を得票率50%に置いているようです。50%取れば“都民の信任を得た”と胸を張れるからです。今回、投票率は50%程度になるとみられていますから、計550万票の奪い合いになる。“目標ライン”を達成するには約280万票が必要。恐らく、山本太郎と宇都宮健児両氏は計200万票前後、維新・小野氏は30万票、立花孝志氏が20万票程度、その他の候補者が計50万票は取るとみられます。すると、小池氏の50%得票は厳しい。周囲からは『やっぱり街宣した方がいい』との意見が出始めている」(都庁記者)
 築地と豊洲両方で街宣したらどうだ。
(日刊ゲンダイ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◉Mazzuola Editore ダイレクトセール・松尾出版直販(送料無料)

http://mazzola-editore.easy-myshop.jp

◉Amazon
https://www.amazon.co.jp/美声を科学する-松尾篤興/dp/4990812808/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1521368401&sr=8-1&keywords=美声を科学する