松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

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自民総裁に菅氏「表紙」だけを変えても(東京新聞社説)

 安倍晋三自民党総裁(首相)の後継を選ぶ総裁選で、菅義偉官房長官が当選した。あす首相に指名される見通しだが、「安倍政治」の継承を強く打ち出す限り「安倍亜流」との批判は免れまい。
    ◇    ◇
 「本の表紙だけを替えても、中身が変わらないと駄目だ」
 かつて党総裁に推されながらもこんな表現を使って固辞した人物がいる。官房長官や外相などを務めた伊東正義氏。党内派閥「宏池会」に属した。今回敗れた岸田文雄党政調会長の大先輩に当たる。
◆中身変えず政権転落へ
 一九八九(平成元)年、当時の竹下登首相(総裁)は、四月の消費税導入に加え、政財官界の首脳に値上がり確実な未公開株がばらまかれたリクルート事件が加わって、内閣支持率は当時の消費税率と同じ3%台にまで下落した。
 竹下氏は八九年度予算を成立させるために退陣を決意するが、後継候補として白羽の矢を立てたのが、清廉、朴訥(ぼくとつ)、誠実な人格で国民に人気のあった伊東氏だった。
 伊東氏が「中身」と言ったのは当時の自民党の金権体質だ。首相・党総裁を目指す派閥会長=領袖の下、派閥勢力を拡大するため多額の資金を必要とし、それがロッキードやリクルートなど大型疑獄事件の背景にあった。
 自分が総裁に就いても、派閥同士が熾烈(しれつ)に争い、カネ集めに奔走する自民党の体質を変えなければ国民を欺くことになる。伊東氏の言葉にはそうした含意があった。
 竹下氏の後継は結局、当時の最大派閥、竹下派の意向で宇野宗佑氏に決まるが、宇野氏は自身の女性スキャンダルもあり七月の参院選に惨敗、政権は短命に終わる。表紙を変えただけの自民党はその四年後、政権の座を降りる。
 伊東氏のことが頭に浮かんだのは、今回、後継総裁に選ばれた菅氏が安倍政治の「継承」を強く訴えていたからである。
◆継承訴え、前進は見えず
 菅氏は、官房長官として七年八カ月にわたって安倍首相を支えてきた。その菅氏が安倍政治を否定すれば自己否定につながる。継承を掲げざるを得ない事情はある。自分こそが安倍氏の正当な継承者だ、との自負も垣間見える。
 宇野氏のように実力者による後継指名と、選挙による後継者決定では意味や重みが違うが、政権の顔である首相という「表紙」が替わっても、政策や理念という「中身」が変わらなければ、国民には「安倍亜流」としか映らない。
 国会で、首相が選び直される以上、安倍首相とは違う首相として何を目指すのか、国民に明確に示す責任があるのではないか。
 史上最長の在任期間となった安倍政治が、とてつもなく素晴らしく、日本政治史において輝かしい成果を誇るのであれば、その継承には大いに期待ができる。
 しかし、安倍政治は新型コロナウイルスの感染拡大と直面した政権末期、機能不全、迷走状態に陥り、経済政策「アベノミクス」や「戦後日本外交の総決算」を掲げた外交政策も、政権が喧伝(けんでん)するほどの成果には乏しい。そのまま継承すべきではないのは当然だ。
 菅氏の言動を振り返ると、安倍政治の「継承」を強く訴えるあまり、「前進」に関する発信が極めて乏しい。首相就任後をにらみ、言質を取らせまいとしているのだろうが、それでは不十分だ。
 菅氏はまず内政、外交にわたって安倍政治を検証し、何を引き継ぎ、何を引き継がないのか、新政権としてどんな社会を目指し、それをどう実現するのか、具体的に語る必要がある。
 検証を特に望みたいのは、政権中枢に権限や権力を集める「官邸主導」と、高級官僚の人事権を官邸が握る内閣人事局の功罪だ。
 これらは官僚の忖度(そんたく)を生み、首相に近しい者を優遇する森友・加計学園問題や「桜を見る会」の問題、財務官僚による公文書改ざんなど「統治機構の根腐れ」ともいえる政治状況を引き起こした。
 菅氏は内閣人事局は変えず、一連の問題も再調査は不要としているが、統治の根幹に関わる重要問題だ。放置は許されない。
◆官邸主導の功罪検証を
 菅氏の総裁としての任期は安倍氏の残り任期である来年九月。一年後には再び総裁選が行われる。
 菅氏の政権運営次第では再選も可能だろうが、今回敗れた岸田氏や石破茂元幹事長に加えて、党内には総裁候補が多数存在する。
 今回は各派閥が勝ち馬に乗り遅れまいと、こぞって菅氏を支持したが、「派閥の論理」で動く政治はとても健全とは言えない。
 岸田氏が総裁選で主張した「分断から協調へ」、石破氏の「納得と共感の政治」はいずれも、安倍政治に欠けたものだ。突き付けられた問題に菅新総裁がどう臨むのか。菅氏や、選んだ自民党、そして権力を監視する私たちメディアも、真価が問われる局面である。
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