松尾篤興のブログ「閑話放題」

今迄にない科学的な整合性から導かれた正しい発声法から、日本の政治まで、言いたい放題の無駄話。

創業1920年お食事処 いわさき


有楽町日比谷シャンテの脇をJR線ガードの方へ歩いてゆくと路地裏に昭和レトロを思い起こすような風情の飲食店「いわさき」がある。
1956年NHKイタリア歌劇団公演が催された東京宝塚劇場へ毎日の様に通い詰めたのは言うまでもない。この快挙はまさに声楽界にとって、いや日本の音楽界にとって黒船来航ほどの重要な意味を持つ出来事だったに違いない。
東京宝塚劇場でのリハーサルで劇場出入りの弁当屋が売り捌く弁当も楽しみの一つだったが、当時まだ有楽町ガード下の飲食店の風情も色濃く残る路地の飲食店も我々の強い味方だった。
我々が通った「いわさき」もその一つでカツ丼の飯と具材を別盛りにして供してくれる「わかれ」が人気メニューの一つだった。
薄めのとんかつに玉ねぎを卵で綴じたいわゆるカツ煮なのだが、これがまた何とも言えぬ味わいで、家でも試しては見るが、未だ本家には及ばない。
映画館有楽座も無くなったし、東京宝塚劇隣にあったレストラン「アラスカ」も店を閉めたしで、よもや「いわさき」が存続しているとは夢にも思はなかっただけに、Google Mapで見つけた時はまるで旧友にバッタリ出会ったとでも言おうか、かなりの感動を覚えた。未だ健気に営業を続けている「いわさき」に乾杯!
(松尾篤興)



晴海通りと高架が交差した日比谷寄り路地の一角に立地する「お食事処 いわさき」は、大正時代、現在「日の基」がある場所で24時間営業のおでん屋として創業された、日本で初めて誕生したガード下飲食店。
終戦後、現在の路地の一角に移転し、和食店としてリスタートさせた2代目を経て、3代目の今のご主人がなつかしさを感じるメニューを振る舞う大衆食堂としてにぎわっています。
外観から店内まで、どこを見渡してもレトロ感満載!昭和時代にタイムスリップしたキブンが味わえるばかりか、あたたかみのあるご主人と奥様のやさしいおもてなしにもほっこり。ご夫婦おふたりで切り盛りしてきた長い年月を感じるうれしいひとときです。



名物裏メニュー『ワカレ』は、昭和の有楽町を思い起こす56年以上変わらない味!
この日のオーダーは、裏メニューの「ワカレ」(税込750円/プラス税込100円でお味噌汁付き)。「ワカレ」とはカツ丼の具とご飯が別々に提供されるメニューで、常連さんのリクエストで生まれた名物裏メニュー。同店に訪れた際には、古き良き時代を感じる「ワカレ」をぜひオーダーしてみて!
待つこと少し、やってきたのは、薄い肉を使用した昭和時代のカツ煮を思い起こさせるそれ。豊かな香りにもくすぐられながら一口いただくと、割り下が染みわたった濃厚な味がご飯にピッタリ!シャキシャキした玉ねぎと、トロリとした卵のマッチングも絶妙です。
(有楽町Today)
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